クワイエットルームにようこそ
2007-11-17


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クワイエットルームにようこそシネマライズで見て来た。

佐倉明日香(内田有紀)は、仕事も恋愛も上手くいかない28歳のフリーライター。明日香の同棲相手で、弱々しく自分をもたない放送作家焼畑鉄雄(宮藤官九郎)。拒食症のミキ(蒼井優)、過食症の西野(大竹しのぶ)、冷酷ナース江口(りょう)など個性的な患者やナースが登場する。

明日香は気付くと、見知らぬ天井を見上げベットに拘束されていた。江口に睡眠薬の過剰摂取が原因でこの閉鎖病棟へ運びこまれたことを知る。担当医と保護者の同意がないと退院できない!ただ、担当医は手ごわそう。それに保護者役の鉄雄も頼りない。。。明日香は病院で、さまざまな患者に出会い、自分がここに居る理由がわからなくなり、一日も早く出たいと願う。明日香は、だんだんとなぜここに運びこまれたのかを思い出し、さらに鉄雄からの手紙で全てを思い出す。その時明日香は?

コメディかといわれるとコメディだろう。笑えるし。でも、それだけじゃない。ひょっとしたら、笑われているのは自分かもしれないって感覚も持った。

つい、自分は「まとも」(=この言葉も曖昧だが)だと思う傾向がある。ある一面だけで、その人は「変」だと決め付けて、それ以外の部分をみないようになってしまう。それってどうなんだろうね。

人はなにかしら「変」な部分をもっているんだよ。それは悪ではないし、普通なこと。それが人間性といかその人の面白みを生み出すものでもある。

作者の意図とは違うのかもしれないけど、僕はクワイエットルームって、たまに逃げ出したくなる自分だけの世界のように感じた。そこは、考えることは自由だけど、何も出来ないんだよね。必要な場所。けど、ずっとすこに居ることはできない。
だから、病院は、社会の投影かなと思った。そこにはいろんな人が、みな自分の世界が正しいと信じ生きている。

じゃーその外の世界って何?

自分の知らない社会なんだろう。まだ知りえない社会はたくさん存在する。そして、それはいつの間にか自分の社会に同化し、ふと気付くとクワイエットルームに居たりする。そうすると、暫くは病院で、いやいやながらも療養し、また退院したいって思う。

映画の中のジグソーパズルでエッシャーの無限階段が出てくるのなんかすごくやられた!って感じがした。人間生まれてからどんなに歩いた気がしても、ひょっとしたらいつも同じところにいるのかもしれない。そう思ってるだけでね。根本的な事ってすっごくシンプルだから、同じ道を歩いて歩いて最後に気付くのかもね。あ〜これだったのかって。なんか、ギャグみたい(笑)。まぁ人生ってそんなものである方が楽しいのかもね。

監督・脚本・原作:松尾 スズキ
出演:内田 有紀宮藤 官九郎妻夫木 聡ほか
[映画]

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