禺画像]
嫌われ松子の一生
ずーっと見たいと思ってた映画が公開になったので見てきた。
映像としての斬新さが面白かった。ミュージカルっぽいけど映画な感じがいい。
お話としては、多分というかきっと暗い話し。よくある2時間TVドラマとかであるような不幸話の連続。(片平なぎさかが犯人を追い詰めるようなね。)
だからこそ、普通に作ってしまうと面白みのない暗い映画になってたでしょう。でも、この映画は不幸を感じさせないし(いや伝わってくるものはあるんだけど)、むしろ楽しさを与えてくれる。
僕が感じたものは、人は人との繋がりを求めていて、それが断たれた時の孤独感、これが不幸と感じるものなのかなって。寂しさは一人では拭いきれない。
どんな時であっても、誰かがいてくれるって思えると生きていける。それはTVの画面越しのスターだったり、恋人だったり、家族だったり。
いつも居ると忘れがちなんだけど、大切な人を大切に思う心を忘れないようにしないと。
この作品、やっぱり中谷美紀さんの演技が素晴らしかったな!
舞台挨拶でも言ってたけど、監督と本気で作り上げた作品だから、松子の人生に、一生懸命さが吹き込まれたいい作品になったんでしょうね。
原作:山田 宗樹 『嫌われ松子の一生』(幻冬舎文庫)
監督・脚本:中島 哲也
出演:中谷 美紀/瑛太/伊勢谷 友介/香川 照之/市川 実日子/黒沢 あすか/柄本 明
主題歌:「LOVE IS BUBBLE」BONNIE PINK
配給:東宝
セコメントをする