LOFT ロフト
2006-09-09


禺画像]
テアトル新宿で、LOFTを観てきた。

む、難しい映画だった。単純に映画を観る側としていくと恐らく内容を理解できず、よくわからない映画だったという評価なると思う。僕もそうだし。

ホラー映画というジャンルで紹介されているようだけど、ホラーというより、観客を音響で驚かせるという感じ。あと、セリフかな。自然じゃない感じでした。それに行動が唐突過ぎる感。最後のシーンはコメディタッチな表現のような気もして...

傍観するとこう見るしかないかなというのが僕の意見。混乱する。これが敢えて監督が意識して挑戦的な映画を作ったと考えると、斬新さはあるのかもしれない。

映像の取り方なのか、編集なのか、その映像は独特な感じがあった。監督も言ってたけど、いろんな要素を取り込みすぎた感は否めない。まぁ、映画というものの変革を目指すには必要な試みなのかもしれない。

最近は、見せられる映画が多く、人気もある。これを考える、観客と作り上げるという本当の意味のエンターテイメントに変えようとしているのかもしれない。

その主軸に置かれたというラブストーリー。

僕が見終わったあと、考えた事。永遠の愛というものはやはり死によってしか手に入れられないのかもしれないという儚さとそこに不純にも感じてしまう美しさ。
運命というものが見えるのはいつも唐突。

こう考えてみるとこういう映像化もありなのかなと思う。予めこういう作品だという事を意識してみるとまた違ったものが見えてくるのかもしれない。

ストーリー(公式HPより)
春名礼子(中谷美紀)は、将来を嘱望されている女性作家。
現在は恋愛小説に取り組んでいるが、思うように進まず、体調にも異変をきたしはじめていた。
心配した担当編集者・木島(西島秀俊)の勧めもあり、彼女は郊外の一軒家に引っ越すことを決意する。
その家は、風通しは良いが少し古びており、前の住人の荷物がそのまま置き去りにされた状態であった。
家の向かいには廃屋と思われる建物がある以外は、緑に囲まれた静かな環境に身をおいた礼子だったが、ある夜、一人の男がシートに包んだ得体の知れない物体をその建物に運び込むのを目撃する。

男は吉岡誠(豊川悦司)という名の大学教授で、建物が相模大学の研修所であることをしった礼子は、大学の資料を探す中で「考古学グループが1000年前のミイラを沼から引き上げた」という記事を見つける。
更なる情報を求めて、彼女は友人の野々村(鈴木砂羽)と共に、教育映画会社の村上(加藤晴彦)のもとを訪ねる。
実は彼の会社には「ミドリ沼のミイラ」と記された記録映画が存在していたのだった。
戦前に撮影されたという映像に、うっすらと映り込んでいるミイラらしき物体。
しだいに礼子は、その残像に取り憑かれるようになっていく…。
ついに彼女は研修所に忍び込み、シートに包まれた物体の正体を見てしまう。
それは、長い髪をもつ女のミイラだったのだ。

研究を続けていた吉岡もまた、ミイラの存在に苦しみはじめていた。
大学からはミイラを展示するため、
保存処置を急げと促がされるが「何か嫌な感じが残る」と、その指示に従えずにいた。
彼は大学には無断で、本来の保管場所ではない研修所へとミイラを運びこんでしまっていたのだ。
そんな折、大学の研究生たちが研修所に集められることが決まる。
ミイラの存在を隠さなければならない吉岡は、礼子のもとを訪れ「2、3日ミイラを預かってくれ」と頼み込む。
申し出を了承した礼子であったが、ミイラの呪いにでもかかったかのように激しい悪夢にうなされ始める。

小説がまったく書けなくなってしまった礼子。
だが、木島に締め切りを迫られ、ふと前の住人が置き忘れていった原稿を手にし、それを書き写してしまう。

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[映画]

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